kemio『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』あらすじ・感想・レビュー ~一緒に人生アゲてこ!~

『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』

 この記事では、kemio著『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』を紹介しています。

 『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』は、変わりばえしない日常を楽しく幸せなものにするのか、「つまらないな」と思って終わるのか、それは自分次第だ、と教えてくれるエッセイです。

 キャッチーなタイトルに、キャッチーな言葉が炸裂していて、スルッと読みやすい1冊でした。

『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』とは

 『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』(文庫版)は、2020年にKADOKAWAから出版された、kemioさんの初エッセイ。

 kemioさんの生い立ちからこれまで、そして恋愛や人間関係といった身近な悩みや人生論もたっぷりと語られています。

『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』あらすじ

 YouTubeInstagram、Xなどでマルチに活躍するクリエイター、kemioさんが自身の生い立ちから、今まで悩んできたことや学んできた人生論まで幅広く書いたエッセイです。

 なかなか理解されなかったり上手くいかなかったりした時期を、ガッツと熱いハートで乗り越えて、夢を掴んだkemioさんだからこそ書ける言葉で、読む人の背中を押してくれます。

 キャッチーなタイトルに違わない、キャッチーでポップな言葉が盛りだくさん。

 なかなか似ている本もない、ユニークなエッセイ。

『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』感想・レビュー

 人生が終わり棺桶に入る瞬間まで、いかに自分の人生をハッピーなものにしていくかを考えさせてくれました。

 やりたいことに遅いも早いもないし、今はやりたいことが見つからなくても、探し続けることが人生なんだと背中を押してくれます。

 kemioさん自身が本をあまり読む習慣がない、とのことで、ページレイアウトも読みやすくポップで、水をイメージした配色で、まさにkemioさんのいうところの「読める本」。

 言葉も分かりやすくストレートで、人生の核心や本質をズバッと突いてきます。

 そこが読みやすくて、納得感も大きい理由だと感じました。

 言葉そのものはポップで、kemioさんが話しているのを聞いているような感覚ですが、書かれている内容は真剣。

 生身の感情、悩みだけでなく、社会にも目を向けているkemioさんの言葉は、ポップだけど刺さります。

政治にウチら世代の意見がないことが、私たちの30、40代とかに影響出てきて、そんときに「やだー無理ー」って言ったって遅いじゃん。

 実際、kemioさんがこれを書いた時に考えていたことが起こりつつあって、私たちは政治や社会のことも自分事として捉えていかないと、と思いました。

こんな人におすすめ

 『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』はこんな人におすすめです。

  • 「何か楽しいことないかなぁ」と思っている人
  • 人生をちょっとハッピーに変えたい人
  • サクッと読めるエッセイを読みたい人

まとめ

 kemioさんの『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』は、タイトルのポップさに惹かれて買ってみた、くらいの気持ちでしたが、本当におすすめの本でした。

 今では私の心のお守りになっています。

 自分の人生、自分次第。

 棺桶まで歩いている私たち、ただ歩くの?それとも理想の自分として歩くの?

 人生はただの道じゃない。私たちが輝けるランウェイなんだと力強く応援してくれました。

 kemioさんは2作目のエッセイ、『ウチらメンタル衛生きちんと守ってかないと普通に土還りそう』も出しているので、そちらも読みたいと思います。