三浦しをん『のっけから失礼します』あらすじ・感想・レビュー ~日常にもきらめきを~

『のっけから失礼します』 今回は、三浦しをん著『のっけから失礼します』を紹介します。 ありふれた日常を綴っているのに、なぜか抱腹絶倒エピソードになってしまうしをんさんの世界はすごい! そう感じさせられる1冊です。 『のっけから失礼します』あらす…

村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』あらすじ・感想・レビュー ~走ることは生きることに似ている~

『走ることについて語るときに僕の語ること』 今回は、村上春樹著『走ることについて語るときに僕の語ること』を紹介します。 「一に足腰、二に文体」と語る村上さんの生活の一部となっているランニング。 村上さんが走るときに何を考えているのか、「走る」…

村上春樹『村上ラヂオ』あらすじ・感想・レビュー ~日常にいる小さな物語~

『村上ラヂオ』 今回は、村上春樹著『村上ラヂオ』を紹介します。 日常の小さなあれこれも、村上春樹の手にかかれば、ほら、何だか洒脱なエッセイに。 小説とはまた違う、村上ワールドへようこそ。 『村上ラヂオ』のあらすじ 『村上ラヂオ』は、雑誌『anan』…

岡本真帆『あかるい花束』感想・レビュー ~言葉も花束にできる~

『あかるい花束』 今回は、岡本真帆著『あかるい花束』を紹介します。 岡本さんの穏やかな人柄溢れる歌集です。 『あかるい花束』とは 2022年に第一歌集『水上バス浅草行き』を刊行した、今注目されている歌人、岡本真帆さん。 彼女の第二歌集が、ナナロク社…

くどうれいん『桃を煮るひと』あらすじ・感想・レビュー ~食べ物は人を幸せにする~

『桃を煮るひと』 今回は、くどうれいん著『桃を煮るひと』を紹介します。 くどうさんの、心の機微を描写する力を実感するエッセイ。 読んでいて、幸せになれる1冊です。 『桃を煮るひと』とは 作家として多方面に活躍する、くどうれいん。 くどうれいんさん…

坂木司『おやつが好き お土産つき』あらすじ・感想・レビュー ~おやつは、自由だ~

『おやつが好き お土産つき』 今回は、坂木司著『おやつが好き お土産つき』を紹介します。 日常に身近な「おやつ」。 そんなおやつについて、真剣に向き合い、美味しいおやつを紹介したエッセイです。 「今日のおやつは何にしようかな?」と気分がうきうき…

kemio『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』あらすじ・感想・レビュー ~一緒に人生アゲてこ!~

『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』 この記事では、kemio著『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』を紹介しています。 『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』は、変わりばえしない日常を楽しく幸せなものにするのか、「つまらないな」と思って終わるのか、それは…

穂村弘『迷子手帳』のあらすじ・感想 ~私もあなたも気付けば迷子~

『迷子手帳』 この記事は、穂村弘の『迷子手帳』についての書評です。 短歌はもちろん、評論やエッセイ、絵本や翻訳までさまざまな分野で活躍している歌人、穂村弘。 そんな穂村弘が独特なユーモアで世界を切り取った最新エッセイ、『迷子手帳』を紹介します…